使用している楽器・機材

2015年1月24日土曜日

国宝三昧 in 法隆寺

どーもどーも。
ぱんだっちどす。

昨日めっちゃ寒かったですね、関西。
朝大阪を出る時も、古都奈良に着いてからも、さっむ・・・ってブツブツ言いながら。
それでも、降って湧いた『Sasakama Studio・社寺仏閣巡り in 奈良〜Part 2』開催のチャンスに興奮してたので、平気平気。

タイトル通り、今回の目的地は日本最初の「ユネスコ世界文化遺産」、聖徳宗 法隆寺。
聖徳宗は法相宗という宗派から最近(60年ぐらい前)分離されたそうで。
用明天皇のために聖徳太子が立てられたお寺ということで、607年の建立から1400年ぐらい経ちますね、今年で。

うひゃぁ・・・。さすが奈良。年季が違いますわ。

安置・収蔵されている仏像やら様々な宝物の数々、その作られた年代は、縄文→弥生→古墳→飛鳥奈良平安鎌倉→南北朝→室町・・・の、飛鳥から鎌倉辺りのものばかりなのですが、飛鳥ですよ、あーた。
どんだけ古いんだ。って感じで、お顔立ちも平安期以降の仏像とは全然違いますし、体つきも少しスラリとしなやかな感じのものが多かったです。

各時代に少しずつ保存のための修繕やら補強などもされているんでしょうけども、なんせ建物が古いので、柱なんかもうトゥルッッッッットゥルです。触ってもあまり木製っぽくないというか。

えらいもんですね。
流石は世界最古の木造建築群です。

ザザッと行ってみましょうかね。


   まずは入口の南大門。

南大門
これは室町時代に再建されているので、築580年ぐらい。まだ新しいですが、とても美しい建物です。

   南大門をくぐると遥か彼方(そんなに遠くない)に見える、国宝・中門とその向こうにそびえる五重塔。
わくわく。

手前左側にはお寺の本坊入口があります


   石段を上がって、法隆寺 国宝・西院伽藍の正面へ。
中門に突進するChiquewa御大

左右にはお馴染みの金剛力士像。カッコいいですね。
飛鳥建築の粋を集めた建物は壮観。この重厚かつ繊細な建造物に掛けられた柔らかな布が冬の風になびいて、真冬の冷え込む昼下がり、人も少なく、悠久の歴史を感じるひと時でした。

ちっちゃい銅鑼が気になる。鳴らしたい。こーーーん。

そして入口は左側にあったので、そこから中へ。お邪魔しまーす。


   どどーーーーーん。国宝・五重塔。
出た

激シヴ。コレですよ、みなさん。なんて美しいんでしょうね。完璧と言えましょう。
塔の上部、相輪の一番上の丸いパーツが、お釈迦様の遺骨を納めるところだそうで、五重塔をはじめとするインド仏教のストゥーパの進化形のひとつ(もうひとつは卒塔婆だそうです)である仏塔の一番大事なパーツなんですって。
九輪の輪っかにぶら下がっているカウベルの小さいのみたいなパーツが、風でからりんからりんと美しい音をたてて揺れておりました。
とても静かだったので、よく聴こえてました。

下の建物部分は、いわゆる飾り。仏教の五大元素、地(四角)水(円)火(三角)風(半月)空(宝珠)の5つが重ねてあるそうです。

この五重塔の最下層の中には、お釈迦さまや弥勒菩薩さまなどの様々なシーンを切り取った塑像が安置されておりました。

ちなみに法隆寺のこの塔、日本最古の五重塔だそうです。

しゅてき。



   そして、五重塔のお隣には法隆寺のメイン、国宝・金堂。

The 素晴らしい
これはもう、何と申し上げてよいやら。
壮観。派手さはまったくありませんが、本当に美しい建物です。
屋根の下の垂木のデザインが、飛鳥時代ならば中国の仏教建築からの影響が大きかったんじゃないの?と思ってたんですが、この頃中国の主流だった二軒ではなく、一軒。
調べてみたら、二軒になるのはこの後の時代だそうで。にゃるほど。

で、この金堂の中には、聖徳太子のために造られた金銅釈迦三尊像(飛鳥時代)、太子のお父さん・用明天皇のために造られた金銅薬師如来像(飛鳥時代)、太子のお母さん・穴穂部間人皇后のために造られた金銅阿弥陀如来像(鎌倉時代)、その周りに日本最古の四天王像(白鳳時代)が安置されています。
東大寺に行った時も気になってたんですけど、四天王はいつも邪鬼を踏んづけてるんですね〜。
うりゃ。って踏んでる。痛そう。

その他に、吉祥天立像、毘沙門天立像(平安時代)も安置されてました。
天井には天人・鳳凰が描かれた美しい天蓋、壁面はかの有名な壁画。中学ぐらいでしたっけ。歴史の授業で習いましたね。すっっっかり忘れてましたけど。

金堂上段の柱。龍がまきまき〜〜。


   そして五重塔と金堂の奥には国宝・大講堂。
灯籠カッコいい。
中には薬師三尊像、四天王像。990年頃に再建されたものだそうです。1000年ぐらい前、平安時代の仏像ですか・・・法隆寺の中では新しい方ですね。

・・・って、古いわ!!

灯籠の足元のわんちゃん・・ぃゃ、獅子。


   そしてこれは、五重塔、金堂を擁する西院伽藍の回廊部分。しゅごいねぇ・・・美しい。

この先で職員さんが待ってる


   西院伽藍で小1時間過ごして、出るとき職員さんに「あんたたちまだいたの」に近い顔をされつつ次の順路を伝えていただいて、庭で有名な「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」の句碑を見物、国宝「食堂(じきどう・奈良時代)」や重文「細殿」(鎌倉時代)を見つつ、椿咲き溢れる庭を通って謎の観音さま、百済観音像に会いに大宝蔵院へ。

こちらは平成10年建立の新しい伽藍
夢違観音像(白鳳時代)、推古天皇の持ち物と伝わる玉虫厨子(飛鳥時代)、大きな蓮の花に座した金堂阿弥陀三尊像を擁した橘夫人厨子(白鳳時代)等々、バリバリの国宝・重文クラスがズラリと並ぶ内部は、文化財が痛まないように照明が暗くしてあるのでとても居心地が良いんですねぇ。
どれもとても興味深く、じっくり見て回ることができたので、この辺で西院伽藍に入る時に職員さんに言われた1時間半ぐらいで全部見られますよ、のタイムリミットをオーバー。ぐへへ。

遂にやって参りました、百済観音像。この仏像は、飛鳥時代のものだそうで、江戸期の文献に少し登場する以前の資料が無いので、造られた背景などは不明の謎の観音さまだとか。
中国南北朝時代から隋代辺りまでの影響が垣間見えるとかなのですが、その辺は明るくないので興味ある方はチョチョイと調べてみられると面白いかと。
こういうのはね、すんんごいディープに考察を書いてらっしゃる方がたくさんありますので、読んでると時間が経つのが早い早い。

この百済観音像、すらりとした八頭身。これは日本の仏像には珍しいですよね。
そしてとても優しいお顔と優美な手指の造作。水瓶を摘む左手とか、とても美しい。
良いものを拝見しました。ありがたや。

そうそう。法隆寺内のほとんどの仏像や宝物は撮影禁止。
なので、もし「それ、どんなんよ?」と思われた方はいんたーねっつでぐぐぐぐっっと画像検索なんてしちゃってくださいね。
ホント悠久ロマン溢れる品々です。


   そしてその後東院伽藍へ向かう時に通るのが東大門(奈良時代)。
   三棟造りという珍しいタイプだそうで、こちらも国宝。奈良時代、熱いですな。


そのまま進んで遂に聖徳太子が亡くなった後造られた東院伽藍(上宮王院)へ。
739年に造られたそうで、外側の回廊、礼堂、舎利殿、絵殿が重要文化財、真ん中の夢殿が国宝。
八角形のお堂の中央には、秘仏『救世観音菩薩』。
この仏像は年に2回の公開期間しか見ることが出来ません。ので、今回は拝顔できず。
資料でお姿を見るのみとなりました。

国宝・夢殿

その周りには、聖観音菩薩像(平安時代)、太子の孝養像(鎌倉時代)、この夢殿を建てた高僧・行信僧都の像(奈良時代)、平安期に夢殿の修理をした道詮律師の塑像(平安時代)などが安置されていて、こちらはいつでも見ることができます。
聖徳太子が法隆寺建設の前に建てて住んだ斑鳩宮の跡に、太子の供養のために建てられたということもあり、なんとも言えない気持ちになります。


   そしてその夢殿の北側にある、舎利殿と絵殿。舎利殿は、太子が2歳の時合掌された
 その手のひらから出現したと言われる舎利を安置している建物だそうです。

ホントに仏舎利が安置されてるの・・・?

そういうことじゃぁない。よね? そんなんホンマにあったら、お釈迦さまの骨は一体どんだけ散り散りバラバラに撒かれたんだ、ってな話です。

そしてお隣の絵殿には、聖徳太子が1代でなした事柄を描いた障子絵が収められているそうです。



   この東院伽藍の外側に、一風変わった鐘楼がありました。
   国宝・東院鐘楼(鎌倉時代)。


穴が空けてあって、そこに搗く棒が。
裏側
なかなか趣深い鐘楼ですな。中には、この奥にある尼寺、中宮寺の名が刻まれた梵鐘が吊るされているそうです。


   そしてそして。ひと通り見て回って一旦伽藍の外に出て、もう一度西院伽藍の辺りに戻り、三経院と聖霊院という建物を見て、西の端の北側にある国宝・西円堂(鎌倉時代)へ。
聖霊院。御朱印はこちらで。
西円堂へは階段が三方から伸びているのだ。

このお堂は、聖武天皇のお妃だった橘夫人(たちばなぶにん)と、南大阪出身の大僧正さま、行基菩薩が建立したということでちょっと見てみたかったんですね。
お堂の正面左の木札には『峰薬師』の文字。別名かな。
ご本尊の薬師如来座像(奈良時代)は日本最大級なんだそうです。

メインの伽藍から離れ拝観コースからも外れていることもあり、誰も人がいない静かなお堂でしたが、階段の上からは斑鳩の街が一望でき、西院伽藍の五重塔も少し離れた場所から違う表情を見せてくれます。

なかなかの好スポットでした。

趣ありまくりんぐ




ぃゃぁ、堪能しましたよ、法隆寺。
素晴らしい建造物群と、仏像、宝物品。平安以降の宗教建造物や仏像が如何にポップになってきてるかを実感しました。

もうね、すんごい。奈良、すんごい。
前回の東大寺講堂は世界最大の木造建築物だしね。
京都は街全体が世界遺産だし、家の近所にも国宝やら重文やらわんさかありますけど、奈良はレベルが違います。

古過ぎてよく分かんない。でも、すごい。
あと、余裕がありますね。真冬は門前のお土産屋さんがほとんど閉まってる。
帰りに、奈良名物 柿の葉寿司を買って帰ろうかという話になったんですけど、辛うじて1軒だけ営業しておられた『平宗』にて無事手に入れることができました。
危なかった。


柿の葉寿司、大好きなんです。鮭のも、鯖のも。平宗には鴨ロースのがあったんですけど、これはまた次の機会にでも。

最後にひと言。

真冬の奈良はめっっっっっちゃ寒かった。盆地特有の、絡み付くような寒さ。
冷え切ってしまったので、最後にローソンで100円コーヒー買いました。


次はどこ行こうかしら。
唐招提寺も行きたいけど、ちょっと神社行きたいですねぃ。

じゃ。